ステンレスについて
こんばんは!! ロードバイクがあるのにサボって乗ってない剛嗣です。
今日は、我が社の強みであるステンレス加工についてお話です!!
ステンレスとは(SUS)
“さびにくい鉄”として一般家庭のなかでも広く使われているステンレスです!!
ステンレスは鉄(Fe)とクロム(Cr)の合金なのです。
このクロムの含有率でサビの度合いが変わってきます。
クロムの含有率が12%を越えると全くと言っていいほどサビなくなります。
この12%以上クロムを含んだ鉄のことをステンレスと呼ばれています。
ねばく、加工硬化を起こす事から鉄に比べ加工性の悪い材料となります・・・。
受注数No.1!!SUS304
SUS304は炭素量が少なく耐食性、溶接性が良好であるため、
高級ステンレス鋼として広く用いられています。
一般的な部品や製品で使われているのがSUS304といわれるステンレスです。
鉄と18%のクロムと8%のニッケルの合金です。
ステンレスの中でも比較的鉄の性質に近く加工性がよいとされていて、
しかもサビに強く、生産量も一番多いステンレスです。
加工対応できるステンレスの種類
我が社で対応できるステンレスになります!
SUS316・SUS316L・SUS303・SUS304・SCS系
一般的に使われる事が多いことが理由なのか
主にSUS304やステンレス鋳物(SCS系)が多いです!!
ステンレス切削加工は腕の見せ所!!
ステンレスで一番苦手としているのが、この切削です。
単純に削り易さを比較しても、普通の鉄に比べて切削量が少いという結果がでています。
ステンレスの熱伝導性の悪いことが影響しています。
通常は、切削で発生した熱は、ワーク(製品側)か工具側に逃げていきますが、
ステンレスの場合は製品側に逃げる熱の量が少なくなります。
つまり、その熱が切削する側のチップ先端にたまり、
温度が異常に上昇しチップの欠けを引き起こしたりします。
また加工条件が良くないと、製品の精度が出ないこともあります・・。
製品の端と端の板厚が違ったり、万力から製品を外すと穴径が変わっていたり・・。
基本的なことなんですが、特に気を付けなければいけない材質ですね・・・。
この対策として加工熱が発生し難い切削条件で加工することが必要になりまが、
加工条件設定については各加工業者の「腕の見せ所」というところです。
我が社ではステンレスの加工が強みですので
ステンレス専用の工具を沢山所有しています!!
ステンレス角材からの削りだし、製缶からの削りだし、丸材からの削りだし
多種多様に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください!!
美岳製作所 山田剛嗣